2021-01-04 | 多语种党政文献简写本及专家解读文库
“全过程民主”:运作形态与实现机制
——《习近平谈治国理政》第三卷学习思考
复旦大学国际关系与公共事务学院教授、博士生导师 唐亚林
「全過程の民主」──運営形態と実現メカニズム
——『習近平 国政運営を語る』第3巻の学習・思考
復旦大学国際関係・公共事務学院教授、博士課程大学院生指導教員 唐亜林
中共十九大把习近平新时代中国特色社会主义思想确立为中国共产党必须长期坚持的指导思想并写入党章,十三届全国人大一次会议把这一重要思想载入宪法,实现了党和国家指导思想的与时俱进和重大创新。习近平新时代中国特色社会主义思想是新时代中国共产党的思想旗帜,是国家政治生活和社会生活的根本指针,是当代中国马克思主义、21世纪马克思主义,为实现中华民族伟大复兴提供了行动指南,为推动构建人类命运共同体贡献了智慧方案。《习近平谈治国理政(第三卷)》全书围绕中国共产党为什么能、马克思主义为什么行、中国特色社会主义为什么好三大根本性问题,对新时代中国特色社会主义的发展格局、发展战略与发展道路等进行了全面深入、系统完备、前瞻长远的论述和部署。其中,以人民民主为发展形态的中国式民主,日益展现其“全过程民主”的实质。
中共十九大(中国共産党第19回全国代表大会)では習近平による新時代の中国の特色ある社会主義思想を、中国共産党が長期的に堅持しなければならないという指導思想として確立し、党規約に書き込んだ。第13期全国人民代表大会第1回会議ではこの重要思想を憲法に明記し、党と国の指導思想が時代と共に前進するという重大な革新を実現した。習近平による新時代の中国特色ある社会主義思想は新時代における中国共産党の思想の旗、国家政治生活と社会生活の根本的な指針であり、現代のマルクス主義、21世紀のマルクス主義であり、中華民族の偉大なる復興の実現のために行動指針を提供し、人類運命共同体の構築の推進のためにスマートな案を貢献した。『習近平 国政運営を語る(第3巻)』全書では中国共産党はなぜ能力があるのか、マルクシズムはなぜ行えるのか、中国の特色ある社会主義はなぜ良いのかという3つの根本的な問題をめぐって、新時代の中国の特色ある社会主義の発展構造、発展戦略、発展道路などについて全面的に掘り下げ、体系的に整っていて、先を見通した論述と配置を行った。なかでも、人民民主を発展の形態とする中国式民主は日ごとにその「全過程の民主」という実体を示してきている。
2019年11月2日下午,习近平到上海市长宁区虹桥街道古北市民中心考察调研。在听取社区开通社情民意直通车、服务基层群众参与立法工作等情况介绍,并同参加立法意见征询的社区居民代表交流时,习近平强调,“我们走的是一条中国特色社会主义政治发展道路,人民民主是一种全过程的民主,所有的重大立法决策都是依照程序、经过民主酝酿,通过科学决策、民主决策产生的。希望你们再接再厉,为发展中国特色社会主义民主继续作贡献。”
2019年11月2日午後、習近平氏は上海市長寧区虹橋街道古北市民センターを視察した。コミュニティによる団地事情民意直通車の開通、末端大衆が立法作業へ参加することへのサービスなどの状況に関する紹介を聞き、立法意見聴聞に参加したコミュニティ住民代表と交流した際には、「我々は中国の特色ある社会主義政治の発展道路を歩んでいる。人民民主は一種の全過程の民主で、すべての重大な立法上の決定は手続きに従って、民主的な準備を経て、科学的な意思決定を通じて、民主的な審議によって生まれたのである。今後も皆さんが引き続き中国の特色ある社会主義民主を発展させるために貢献していくことを希望する。」と強調した。
在坚持人民民主对公权力进行监督制约与有效行使的条件下,思考“全过程民主”对人民民主形式的丰富、人民民主绩效的提升以及人民民主质量的展现等重大理论与实践问题,进一步深化对人民民主的运作形态与实现机制的认识,探索人民民主的制度化与绩效化路径,是发展社会主义民主政治、走中国特色社会主义政治发展道路的题中之义。
人民民主が公的権力を監督・制限し、効果的に行使することを堅持する条件の下で、「全過程の民主」による人民民主の形態の充実、人民民主の実績の向上や人民民主の品質の展示など、重大な理論と実践の問題を検討し、人民民主の運営形態と実現メカニズムに対する認識をさらに深め、人民民主の制度化と業績化のチャネルを模索することは、社会主義民主政治を発展させ、中国の特色ある社会主義政治の発展の道を歩むことにおける要所である。
当代中国的公权力监督制约与有效行使之路,一方面表现为中国共产党坚持人民主体地位,通过科学决策与民主决策的方式,凝聚广大人民意志,将最广大人民的利益作为党和国家最高政治原则,将人民美好幸福生活作为党和国家中心任务的制定基点,充分展现主权在民、执政为民的宗旨;一方面表现为中国共产党坚持和完善民主集中制,通过依法治国与依规治党的方式,积极建立和完善公权力在现实政治运作中的三大表现形态——用人权、治事权与财政权——的监督制约制度与机制体系;再一方面,以人民需求为基点,以透明参与为动力,以理性共识为指引,以纠偏纠错为方式,通过创建“全过程民主”的回应式民主、参与式民主、协商式民主与监督式民主的四大运作形态与精准识别机制、精致发展机制、精明推进机制、精敏发现机制四大实现机制,创造人民依法、主动、有效参与国家事务和社会事务管理的制度形态与机制体系,拓展民主实现方式,提升民主实践绩效,提升民主发展的质量,开创中国特色社会主义民主发展之路。
現代の中国における公的権力の監督・制約と効果的な行使の道は、一方では中国共産党が人民主体としての地位を堅持し、科学的・民主的な意思決定を通じて、広範な人民の意志を集結させ、最も広範な人民の利益を党と国の最高政治原則とし、人民が幸せな生活を送ることを党と国の主な任務とする制定の基点として、主権在民、人民のための執政の主旨が示される。もう一方では中国共産党が民主集中制を堅持・整備し、法に基づく国家統治と規定に基づく党の統治という方式を通じて、人事権、行政権、財政権という現実の政治運営における公的権力の三大表現形態の監督・制約制度とメカニズムシステムを積極的に確立・整備することに示される。また、人民の需要を立脚点に、透明性を確保した参与を動力として、理性的な共同認識で先導し、偏向や誤りを是正する方式で、「全過程の民主」の応答式民主・参与式民主・協商式民主・監督式民主の四つの運営形態と、正確な識別メカニズム・精巧な発展メカニズム、優れたな推進メカニズム、機敏な発見メカニズムの四つの実現メカニズムの創立により、人民が法に基づき、国と社会の事務の管理に主動的、有効的に参与する制度形態と体制のシステムを確立し、民主の実現方式を拡張させ、民主の実践の実績を積んでいき、民主発展の質を向上させ、中国の特色ある社会主義の民主発展の道を切り開いた。
一、回应式民主:以人民需求为基点,创建“全过程民主”的精准识别机制
不管居住在地球上的哪一个角落,人类追求美好幸福生活的初心是始终如一的,这是民生的内核所在,也是“最大的人权”。
民主与民生是天然地联系在一起的。民主为民生的发展提供了一种表达多样化需求与公正分配公共利益的制度框架,而民生为民主的发展奠定了一种可持续化推进的动力与人心基础。因国家与社会发展的阶段性特征、地区发展与行业发展的差距性特征、人群能力发展与阶层地位的差异性特征等多重因素的相互叠加与彼此催化,导致社会、地区、人群、代际之间存在明显的发展差距,甚至成为社会贫富分化的根源。
有鉴于此,以回应人民需求为基点,以精准识别机制为核心,通过建立表达机制、识别机制、整合机制、转化机制等链式机制体系,形成回应式民主运作形态,是创建“全过程民主”的民生需求导向价值的基础,也是将人民民主落到实处的关键。
人民需求既包括满足人身需求的物质性需求,又包括满足人心需求的精神性需求,还包括基于共同体而生的对家国和世界认知与认同的文化情怀。而且,在物质性需求与精神性需求在不断得到满足和提升的过程中,基于地域共同体而生的家国情怀也会与日俱增,成为一种打上独特地域特色、共同体文化烙印的标识。
中共十九大报告从中国特色社会主义进入新时代,中国社会主要矛盾发生了新的转化视角,提出了建立回应式民主运作形态的新要求,即“人民美好生活需求日益广泛,不仅对物质文化生活提出了更高要求,而且在民主、法治、公平、正义、安全、环境等方面的要求日益增长”。同时,中共十九大报告还提出了建立回应性民主运作形态的民生需求基础,即“必须多谋民生之利、多解民生之忧,在发展中补齐民生短板,促进社会公平正义,在幼有所育、学有所教、劳有所得、病有所医、老有所养、住有所居、弱有所扶上不断取得新进展,深入开展脱贫攻坚,保证全体人民在共建共享发展中有很多获得感,不断促进人的全面发展、全体人民共同富裕”的新要求与新目标。
为此,从回应性民主运作形态视角看“全过程民主”的创新机制,一是需要建立倾听群众呼声、反映群众愿望的渠道、平台与载体,让群众的多元化需求得到畅通的表达。当前,各地各部门在出台重大法律、重大规划、重大政策、重大项目等之前,所召开的群众意见听取会、专家座谈会和所实行的立法联系点制度、网站意见征求征询制度等,就是这种回应性民主运作形态的具体形式。二是需要建立集需求表达、需求识别、需求整合、需求转化于一体的科学与民主决策机制,尤其是建立在社会转型时期遭遇各种困难的弱势群体的需求听取与帮扶机制,将民众的现阶段需求目标与国家和社会的长远发展目标有机地对接起来。其中,最为关键的是建立弱势困难群体的生产与生活需求调查与评价制度,将底层群众的实际需求纳入公共政策制定的范畴。三是需要建立广覆盖、普惠型、高绩效的,并与经济社会发展水平保持同步提升的公共服务体系与公共服务制度框架,以动态性与体系性的获得感、幸福感和安全感不断满足人民群众日益增长的美好生活需要。
一、応答式民主: 人民の需要を立脚点にして、「全過程の民主」の正確な識別メカニズムを創設する
地球上のどこに住んでいようと、美しく幸せな生活を追求するという人類の初心は変わらない。これは民生の中核であり、「最大の人権」でもある。
民主と民生は自然に結びついている。民主は民生の発展のために多様なニーズを表現し、公共の利益を公正に分配する制度的枠組みを提供し、民生は民主の発展のために持続可能な推進の原動力と人心の基盤を確立した。国と社会の発展の段階的な特徴、地域の発展や産業発展のギャップがもたらす特徴、人々の能力向上や階級・地位の違いがもたらす特徴など、様々な要因のシナジーと相互促進により、社会、地域、群衆、世代間における発展の顕著なギャップにつながり、しいては社会の貧富の格差の根源にさえなっている。
これに鑑みて、人民のニーズに応えることを立脚点に、正確な認識システムを核心にして、表現メカニズム、識別メカニズム、統合メカニズム、転換メカニズムなどのチェーン式メカニズムの体系を構築することで、応答式民主の運営形態を形成することは、「全過程の民主」における民生需要志向の価値を作り出す基盤であり、人民民主を着実に行うカギでもある。
人民のニーズには体の欲求を満たす物質的な欲求と、人の心の欲求を満たす精神的な欲求、そして共同体に基づいて生きる家国や世界に対する認識と承認の文化的感情も含まれる。そして、物質的な欲求や精神的な欲求が絶えず満たされ、改善されていく中で、地域共同体によって生じた家や国への思いもますます強まり、独特の地域性や共同体文化を示す標識になった。
中共十九大(中国共産党第19回全国代表大会)報告では中国の特色ある社会主義が新時代に入り、中国の主な社会的矛盾に起きた新たな変化という視点から、「素晴らしい生活への人民の需要は日増しに広範囲にわたるようになり、物質や文化生活へのより高い要求だけでなく、民主、法治、公正、正義、安全、環境などへの要求も日々増している」という応答式民主の運営形態の確立における新たな要求を取り上げた。同時に、中共十九大(中国共産党第19回全国代表大会)報告では応答式民主の運営形態の民主需要の基盤も確立することを打ち出した。それはすなわち「民生のために利益をより多く追求し、民生に関する懸念をより多く解決し、発展しながら民生における短所を補い、社会の公正と正義を促進し、幼児教育、学校事業、所得、医療、養老、住宅、弱者への支援などにおいて絶えず新たな進展を遂げ、貧困脱却の難関攻略を掘り下げて展開し、発展の共同建設・共有の過程においてすべての人民がより多くの満足感を得られることを保証し、人の全面的発展、全体人民の共同裕福を絶えず促進する」という新たな要求及び目標である。
このために、応答式民主の運営形態の視点から「全過程の民主」の革新メカニズムを見てみると、次のことが求められている。第一に、大衆の声に耳を傾け、彼らの願望を反映するチャネル、プラットフォーム、キャリアを立ち上げ、大衆の多元化するニーズがスムーズに伝わるようにしなければならない。現在、重大な法律、重大な計画、重大な政策、重大なプロジェクトなどを実行に移す前に、各地域の各部門は大衆意見聴取会、専門家座談会を開催したり、立法連絡拠点制度、ウェブサイト意見聴取制度などを実施したりしているが、これらがまさに応答式民主の運営形態の具体的な形態である。第二に、需要の表現、需要の識別、需要の統合、需要の変換を一体化させた科学的かつ民主的な意思決定メカニズム、特に社会変革の時期にさまざまな困難に直面した弱者グループの需要の聞き取りと支援のメカニズムを確立し、現段階における民衆の需要の目標と国や社会の長期的な発展の目標を有機的につながなければならない。その中で最も重要なことは、困難を抱えた弱者グループの生産と生活ニーズに対する調査・評価制度を確立し、最下層の大衆の実際的なニーズを公共政策の制定範囲に組み込むことである。第三に、カバー範囲が広く、あまねく恩恵があり、実績が高く、かつ経済・社会の発展レベルと足並みをそろえて向上していける公共サービスシステムと公共サービス制度の枠組みを確立し、動的かつ体系的な満足感、幸福感、安全感によって、人民大衆の日増しに強まる素晴らしい生活に対するニーズを絶えず満足させていかなければならない。
二、参与式民主:以透明参与为动力,创建“全过程民主”的精致发展机制
现代生活中,公民参与国家政治和社会生活的方式有多种多样,但展现的实质都是一样的,即既体现民主的价值,又体现民主的权利,还体现民主的性质。
“民主是国家形式,是国家形态的一种。因此,它同任何国家一样,也是有组织有系统地对人们使用暴力,这是一方面。”在这里,列宁揭示了民主的阶级属性问题,提出了人类社会民主制度的多样性发展问题,指出了存在着与资产阶级民主相对立并最终将其超越的无产阶级民主的发展问题。作为国家层面的民主,既需要与公民的个体平等权利紧密相连,将其转化为一种体现在民众日常生活实践中可以看得见、行使得着的民主权利,又需要通过民主权利在日常生活实践中的全过程与全方位展开,将民主的形式、民主的绩效、民主的质量与民主的价值四者有机地统一起来,进而全方位展示民主的性质、深度、广度与可持续度。因此,列宁在强调了民主作为国家形式的一面的同时,还进一步强调了民主作为公民权利的另一面,“但另一方面,民主意味着在形式上承认公民一律平等,承认大家都有决定国家制度和管理国家的平等权利。”
在现代西方资本主义国家,通过制度设计来体现参与式民主的权利,主要有两条路径:一是竞争性选举下的公开投票,以及国家重大法律与政策的全民公投,二是不同社区形态里关于共同体生活的公共参与问题,且通常由各种各样的非政府组织进行操盘和运作。前者表现为国家层面的民主形态,后者表现为社会层面的民主形态。除此之外,就缺少真正以公共利益为导向的更为广泛与更为精致的公民参与公共政策的制度与机制设计。
更为关键的是,这种国家层面的选举民主或者公投式参与,基本展现了党派与资本利益的结合,或者政客为了特定利益而操纵民意的民粹主义式投票狂欢,其结果不仅绑架和偏离了公共利益,而且给国家和社会的统一与共荣发展遗埋下了无穷的冲突与震荡隐患。前者鲜明地体现在党派利益超越国家利益的美国总统大选之中,后者鲜明地体现在英国的政客操纵政局、“甩锅”民众的“脱欧公投”之上。
中国的参与式民主同样表现为国家层面与社会层面两大民主形态,但其运行机理却迥然不同:一是不以多党竞争的公开选举为皈依,而是以人民代表大会制度和中国共产党领导的多党合作和政治协商制度两大制度形态为依托,以中国共产党没有自己的私利而以中国人民和中华民族利益为最高价值,通过民主选举、民主协商、民主决策、民主管理、民主监督五大民主运作形式,体现依法有序、多层次多领域多渠道对话协商、决策执行监督一体化、多方合力推进的特点。
二是不以形式参与共同体生活为追求,而是以透明参与为动力,以真正体现公民的知情权、参与权、表达权、监督权四大权利为核心,通过以村民自治与居民自治为核心的城乡社区基层群众自治制度,以职工代表大会为基本形式的企事业民主管理制度,以各类重大法律、重大规划、重大决策、重大项目为主的立法联系点制度、(网络)意见征求征询会、专家座谈会、听证会、恳谈会、评议会、议事会等会议制度三大基层直接民主形态,广泛实行群众自我管理、自我服务、自我教育、自我监督,创建“全过程民主”的精致发展机制,进而把国家层面的民主形态和社会层面的民主形态有机结合,将民主转化为一种日常生活方式,产生看得见、摸得着,常参与、见实效,广覆盖、机制化的治理绩效。
当然,我们也要看到,虽然中国以透明参与为动力,在国家层面和社会层面均建立了在中国共产党全面领导制度这一根本制度下,以两大制度形态、三大基层直接民主形态、四大权利、五大民主运行形式为核心的推进“全过程民主”的精致发展机制,但广大人民对于民主作为意见表达的参与权利、作为精神生活的可欲价值、作为生命质量的生活方式、作为展现人的自由发展程度的管理形态这四者的有机统一和全面落实,仍有巨大的期盼和很大的改进空间。
二、参与式民主:透明性のある参与を原動力として、「全過程の民主」の精巧な発展メカニズムを創設する
現代の生活の中で、国民が国家の政治や社会生活に参与する方法は多種多様であるが、その本質はすべて同じで、民主の価値を具現化すると同時に、民主の権利や、民衆の性質も具現化する。
「民主というのは国家形式であり、国家形態の一種である。したがって、それは全ての国と同じように、組織的かつ体系的に人々に暴力を行使するという側面がある。」ここでレーニンは民主の階級的性質を明らかにし、人類社会における民主主義制度の多様な発展の問題を提起し、ブルジョア民主主義との対立が存在し、最終的にはそれを越えるプロレタリア民主主義の発展問題につながると指摘した。国家レベルの民主として、公民の個人としての平等な権利と密接に関係し、それを民衆の日常生活の中で見られる、行使できる一種の民主的権利に具現化しなければならない。また同時に、日常生活の実践における民主的権利の全過程及び全方位の展開により、民主の形式、民主の実績、民主の質と民主の価値という四つの側面を有機的に統合し、ひいては民主の性質、深さ、広さと持続可能性を全方位的に示さなければならない。したがって、レーニンは国家の形式としての民主主義の側面を強調すると同時に、更に「しかしもう一方で、民主主義とは形式的には公民が一律に平等であることを認め、すべての人が国家制度を決定し、国を管理するという平等な権利を有することを認めることである」という公民権としての民主主義の別の側面も強調した。
現代の西洋資本主義国では、制度設計により参与式民主の権利を具現化しており、それには主に二つの経路がある。一つは競争的な選挙の下での公開投票選挙、および国の重大な法律と政策への全公民の投票であり、もう1つは様々なコミュニティの形態における共同体生活への公共的な参与の事で、通常は様々な非政府組織によって管理および運営される。前者は国家レベルでの民主の形態として表れ、後者は社会レベルでの民主の形態として表れる。その他には確かな公共利益志向の、市民が公共政策に参与できるような、より広範かつ精巧な制度とメカニズムはない。
さらに重要なことは、この国家レベルでの選挙民主、あるいは公開投票式の参与というのは一般的には党派と資本の利益の結合を表す、もしくは政治家が特定の利益のために世論を操るポピュリズム式の投票のカーニバルであるということである。その結果、公共の利益を奪い、逸脱させただけでなく、国と社会の統一と共同繁栄・発展に無数の衝突と震動をもたらした。前者は党の利益が国の利益を上回る米国大統領選挙で明確になり、後者はイギリスの政治家が政治を操り、責任を国民に擦り付けた「EU離脱をめぐる国民投票」に鮮明に表れている。
中国の参与式民主は同様に国家レベルと社会レベルの二大民主形態として表れるが、その運用メカニズムは全く異なる。第一に、多党競争の公開選挙ではなく、人民代表大会制度、及び中国共産党が指導する多党協力と政治協商制度という二つの主要な制度形態をよりどころにしている。中国共産党は独自の私的利益を持たず、中国人民と中華民族の利益を最高の価値ととらえ、民主的な選挙、民主的な協議、民主的な意思決定、民主的な管理、民主的な監督の五つの主要な民主運営形式により、法に基づいた秩序、多層・多分野・多チャネルの対話と協議、意思決定・執行・監督の一体化、多国間協力の推進という特徴を具現化している。
第二に、形式での共同体生活への参与を追求せず、透明性のある参与を原動力として、確かに知る権利、参与する権利、表現する権利、監督する権利の公民の四つの主要な権利を核とする。村民自治と住民自治を核心とする都市と農村のコミュニティ末端群衆自治制度、社員代表大会を基本形式とする企業・機構民主管理制度、重大な法律、重大な計画、重大な意思決定、重大なプロジェクトをめぐる立法連絡拠点制度、(ネットワーク)意見聴取会、専門家座談会、聴聞会、懇談会、評議会、議事会などの会議制度という三つの主要な末端直接民主形態により、大衆の自己管理、自己サービス、自己教育、自己監督を広く実施し、「全過程の民主」の精巧な発展メカニズムを創設し、さらには国家レベルの民主形態と社会レベルの民主形態を有機的に組み合わせ、民主を一種の日常生活様式に転換させ、目に見え、身近にあり、頻繁に参与でき、実績が実り、広くカバーでき、構造化したガバナンスによる成果を生み出す。
もちろん、中国は透明性のある参与を原動力とし、国家レベルと社会レベルの両方で、中国共産党の全面的な指導制度という根本的な制度の下での二つの主要な制度形態、三つの主要な末端直接民主形態、 四つの主要な権利、五つの主要な民主運営形態を核心とする「全過程の民主」を推進する精巧な発展メカニズムを確立したが、意見表明に参与する権利、精神生活で欲することができる価値、生命の質を保った生活スタイル、人の自由発展程度を示す管理形態としての民主の四つの側面を有機的に統合して、全面的に実施することに対し、広範な人民はまだ大きな期待を抱いており、大いに改善の余地がある。
三、协商式民主:以理性共识为指引,创建“全过程民主”的精明推进机制
现实政治过程是一个既充分容忍多元分歧,又充分整合多方意志的意见表达与共识生成过程,而意见表达与共识生成过程,往往是通过体系化的公共政策来加以体现的。体系化的公共政策的达成,主要通过代议制的方式予以实现,即由人民选举自己的代表组成代议机关,代议机关通过谈判、协商、妥协、交换等方式,将不同地区、不同党派、不同阶层、不同群体的利益整合进体系化的公共政策“大盘子”之中,然后通过行政机关的有效执行,将其转化为满足人民需求的各类公共产品和公共服务。
当代中国的现实政治过程,总体上受到中国共产党全面领导制度框架下统一规划、决策、执行、监督与评估的规约,并在实际运作过程中通过以政党协商为主导形式的协商式民主运作形态,可以最大程度地实现以理性共识为指引,广泛凝聚各政党、各团体、各群体、各阶层的意志,找到最大公约数,画出最大同心圆,进而形成“全过程民主”的精明推进机制之目标。
对于协商式民主的地位、范畴及其内涵、制度安排、组织形式、运作方式等,中共十九大报告做了全新的战略定位: “协商民主是实现党的领导的重要方式,是我国社会主义民主政治的特有形式和独特优势。要推动协商民主广泛、多层、制度化发展,统筹推进政党协商、人大协商、政府协商、政协协商、人民团体协商、基层协商以及社会组织协商。加强协商民主制度建设,形成完整的制度程序和参与实践,保证人民在日常生活中有广泛持续深入参与的权利。” “人民政协是具有中国特色的制度安排,是社会主义协商民主的重要渠道和专门协商机构。人民政协工作要聚焦党和国家中心任务,围绕团结和民主两大主题,把协商民主贯穿政治协商、民主监督、参政议政全过程,完善协商议政内容和形式,着力增进共识、促进团结。”人民政协作为当代中国新型政党制度的制度化安排与协商民主的组织化机构,其所发挥的作用已经成为充分展现“全过程民主”精明推进机制成效的典范。
首先,充分发挥了作为政治组织的吸纳、沟通与整合作用。人民政协作为政治生活中的重要组织,不仅可以最大程度地吸纳来自不同党派、不同阶层、不同地区、不同专业领域、不同界别、不同族群的优秀人士参与到参政议政的全过程之中,而且可以通过他们的诉求表达、交流探讨和磋商会谈等方式,在各个关心的重大议题之上畅所欲言、包容分歧、达成共识,最后找到最大公约数。也就是说,更多更好的吸纳是为了更好的团结,更多更好的团结是为了更好的共识,而团结和共识是为了更好的政策出台以及有效的执行随后,进而形成一种强大的协商式民主文化心理基础。
其次,充分发挥了作为正式组织参与公共生活的庄重、友好与合力作用。之所以“政治生活中的组织因素才是至关重要的”,是因为“正式组织成为现代经济体系与政治体系活动中的主要角色,法律制度和官僚制度在当代生活中也占据了主导地位”这一基本现实。以政党协商、政协协商、人民团体协商为核心的正式组织协商活动,可以最大程度地让参与组织之人,通过严密的程序、庄重的仪式和友好的商谈等方式,充分感受到作为国家主人的神圣感和使命感,将个体的非理性情绪因素与非公共利益诉求摒弃一旁,以公共利益和国家利益为最高价值,全过程参与民主发展进程,并形成“上下齐心、同心同德、合作发展”的协商式民主发展新格局。
最后,充分提供了作为正式组织有效运作所需的资源保障条件。正式组织的有效运作,不仅需要有明确的组织目标、合理的人员机构职能设置,而且需要有充足的场所、阵地和资源。对于一些事关国计民生的重大议题,还需要深入到第一线,做充分的调查研究,才能形成符合事物性质和作出有前瞻指导意义的重大战略与决策。通过正式组织间协商,尤其是有重大议题可以协商,有正式阵地和严密程序可以协商,有尊严有良好保障条件可以协商的情况下,无论是正式组织还是参与组织之人,既可以将分散的意志与需求充分表达和整合,又可通过深入长时期的调研,提出具有重大价值的战略与策略,由此获得一种对协商式民主的高度认同与由衷运用。
此外,当代中国的协商式民主运作形态是多种多样的,除了找到最大公约数、画出最大同心圆的政党协商、政协协商、人民团体协商等外,还有诸如国家和地方层面以法律和政策为核心的人大协商、政府协商等形式,以及地方和社会层面的基层协商、社会组织协商、社区协商等形式,其共通之处都在于通过理性共识的引领,达到整合各方面意志、形成发展合力之目的。
三、協商式民主:理性的な共通認識を指針として、「全過程の民主」の優れた推進メカニズムを創設する
現実の政治過程は多元的な意見の相違を十分に容認しつつ、多くの人々の意志を十分に統合した意見表明と共通認識形成の過程であり、その意見表明と共通認識形成の過程は、往々にして体系化された公共政策によって具現化される。体系化の公共政策の達成は、主に代議制通じて実現される。即ち、人民は自分の代表者を投票によって選出して代議機関を構成し、代議機関は協議、交渉、妥協、交換などの方法を通じて、異なる地域、異なる党派、異なる階層、異なる集団の利益を体系化された公共政策という「大きな皿」の中に統合させてから、行政機関の効果的な執行により、人民の需要を満たす各種の公共製品と公共サービスに変換させる。
現代中国における現実の政治過程は、全体的には中国共産党の全面的な指導の制度の枠組みの下で、統一された計画、意思決定、執行、監督、評価の規約によって管理される。また、実際の運営過程においては政党の協商を主導とする協商式民主の運営形態によって、理性的な共通認識を指針にすることを最大限に実現し、さまざまな政党、さまざまなグループ、さまざまな集団、さまざまな階層の意志を広く集結させ、最大公約数を求めて、最大の同心円を描き出すことを実現することができ、さらに「全過程の民主」の優れた推進メカニズムの目標を形成する。
協商民主の地位、カテゴリーとその内包、制度設置、組織形態、運営方式などについて、中共十九大(中国共産党第19回全国代表大会)報告は新たな戦略的位置づけを行った。「協商式民主は党の指導を実現する重要な方式であり、わが国の社会主義民主政治における特有の形式と独特の優位性である。協議式民主の広範囲にわたり、多層的で、制度化された発展を推進し、政党の協商、人民代表大会の協商、政府の協商、政治協商会議の協商、人民団体の協商、末端の協商及び社会組織の協商を統合して推進しなければならない。協商式民主制度の建設を強化し、完璧な制度的プロセスと実践への参与を形成し、人民の日常生活の中で広範囲にわたり、持続的で、かつ深く参与する権利を保障する。」「人民政治協商会議は中国の特色ある制度的配置であり、社会主義協商民主の重要なチャンネルと専門的な協議機構である。人民政治協商会議の業務は党と国の中心的な任務に焦点を当て、団結と民主という二つの主要なテーマをめぐって、政治協商、民主監督、政治に参加し政治を議論するという全過程で協商民主を貫き、協商・政治に関する議論の内容と形式を充実させ、共通認識の醸成と団結の促進に力を入れることである。」現代中国における新しい政党制度の制度化された配置と協商民主の組織化の機構としての人民政治協商会議が発揮した役割は、すでに「全過程の民主」の優れた推進メカニズムの効果を十分に示している。
まず、政治組織としての吸収、意思疎通、統合の役割を十分に果たした。人民政治協商会議は政治生活においての重要な組織として、さまざまな党派、階層、地域、専門分野、民族グループの優秀な人々が政治に参加し政治を議論する全過程に参与するよう最大限に受け入れることができるだけではなく、彼らによる訴求表明や、交流と議論、協議と会議の方法を通じて、それぞれの重大な関心事項に対し、思う存分に言いたいことを言い、意見の相違を許容し、共通認識を得て、最後には最大公約数を見つけることができる。つまり、より多くの、より良い吸収はより良い団結のためであり、より多くの、より良い団結はより良い共通認識のためであり、そして団結と共通認識はより良い政策の公布と効果的な実施とフローアップのためであり、さらには強力な協商式民主文化の心理的基盤を形成することである。
次に、正式な組織として公的生活に参加する上で厳粛さがあり、友好的で、力を合わせるという役割を十分に果たした。「政治生活における組織的な要因こそ重要である」のは、「正式な組織が現代の経済システムと政治システムの活動の主要な役柄となり、法律制度と官僚制度も現代生活においても支配的な地位を占める」という基本的な現実のためである。政党の協商、政治協商会議の協商、人民団体の協商を核心とする正式な組織により協商活動を行うことは、最大限に努力して組織に参加した人が厳格な手続き、厳粛な儀式と、友好的な協議などの方法を通じて、国の主人としての神聖さと使命感を十分に覚えるようにして、個人の非理性的な感情的要因と非公共利益的な訴求は排除して、公共の利益と国の利益を最高の価値ととらえ、民主の発展プロセスの全過程に参与し、「上下の人々の心を一つにして、一心同体となり、協力して発展する」協商式民主発展の新たな構造を形成する。
最後に、正式な組織として効果的に機能するために必要なリソースを十分に提供する。正式な組織が効果的に機能するためには、明確な組織目標、合理的な人員および機構における機能的配置が必要になるだけでなく、十分な場所、陣地、資源も必要とする。一部の国家経済と人民生活にかかわる重大な議題については、第一線まで掘り下げて、十分な調査研究をしてこそ、物事の性質に合った、前向きな指導を行う意義のある重大な戦略と意思決定を形成できる。正式な組織間の協商を通じて、特に重大な議題について交渉でき、正式な陣地を有して厳密な手順で交渉でき、尊厳があり良好な保障条件を有した交渉ができる状況で、正式な組織であろうと、組織に参加する人であろうと、分散した意志やニーズを十分に表現して統合することができ、綿密で長期的なリサーチを通じて、重大な価値のある戦略や策略を提案することもでき、それによって協商式民主を高く評価し、誠実に利用することになる。
さらに、現代の中国における協商式民主の運営形態は多種多様で、最大公約数を見つけ、最大の同心円を描きだす政党の協商、政治協商会議の協商、人民団体の協商などの形式以外にも、国と地域レベルでの法律と政策を核心とする人民代表大会の協商、政府の協商などの形式、及び地方や社会レベルの末端の協商、社会組織の協商、コミュニティの協商などの形式があるが、理性的な共通認識の指導により、各方面の意志を統合し、発展のため力を合わせるという目標を形成することにおいては共通している。
四、监督式民主:以纠错纠偏为方式,创建“全过程民主”的精敏发现机制
现代民主制度之所以被广泛推崇,最主要的原因在于通过对公权力的有效制约监督,可以最大限度地防止公权力的自身腐败和对人身自由的伤害,并通过公权力的积极有效行使,可以最大程度地促进国家和社会的繁荣与发展,其内在运行机理就在于现代民主制度内蕴着一种系统化的纠错纠偏机制。
在西式民主框架下,所谓公权力的纠错纠偏机制,主要靠议会制度、三权分立与制衡制度、司法独立制度、政党轮替制度、公开选举制度以及主要官员财产申报与公开制度、新闻媒体监督制度等核心制度设计来体现,并将每四年或五年一次的全国性选举作为民意监督议会和政府(总统)的轮换“风向标”。
虽然这套针对公权力的纠错纠偏机制看上去很系统也很严密,但其能否真正发挥对“深层国家(Deep State)”或“影子政府(Shadow Government)”的监督作用,是大可疑义的,其根本原因在于经过长期隐蔽的资助捐助、教育培养和游说交换等方式方法,能够成为各级公权力掌控者的精英群体几乎被各类资本与利益集团(财团)绑架与操纵,并通过竞争性政党的意识形态化政策体系,获得特定群体的选举基本盘支持,进而建构起了非想象中的公权力纠错纠偏机制,而是利益分赃与对抗均衡机制,其结果是事关公共利益和国家利益的整体性长远性持续性国家战略天然阙失,任何上台的政党或政府只是在碎片化政策领域内打转。所谓公权力的纠错纠偏机制,不仅要在不得不忍受四年或五年的选举周期后才能启动,而且即使启动了,也只不过是在局部领域内进行改良,恰恰看不到公意、人民与公共利益的位置与作用,更看不到一个有使命感和责任心的政党与执政集团真正以人民利益为皈依的横空出世。
中国共产党作为马克思主义使命型政党,一是没有自己的私利,只是将其致力于实现人类最终解放的长远目标贯穿于中国实现独立自主、富强繁荣的社会主义现代化建设目标的全过程,即将政党的发展目标与国家和社会的发展目标有机地统一起来;二是作为中国工人阶级的先锋队、中国人民和中华民族的先锋队,始终保持马克思主义政党的先进性纯洁性,通过先进组织的引领和先进党员的带动,为国家和社会的发展树立“主心骨”;三是遵循人类社会对公权力制约监督的内在要求,通过自我反省、比较借鉴和累积性创造,逐步建构起了与中国共产党长期执政相适应的监督式民主运作形态,其基本内容包括制度化安排、内省化提升、动态化调整与最高层救济力四大方面。
所谓制度化安排,是指中国共产党通过构建党统一领导、全面覆盖、权威高效,体现党纪和国法相统一的党和国家监督体系,强化对公权力运行的制约监督,形成中国式民主框架下对公权力的纠错纠偏机制。所谓内省化提升,是指中国共产党通过思想道德和党纪国法教育,全面加强纪律建设,用严明的纪律管全党治全党,并用自我革命的精神,要求全党“坚持理想信念,加强党性修养,从严管党治党,严肃党内政治生活,坚持经常性教育和集中教育相结合,勇于开展批评和自我批评,加强党内监督,接受人民监督,不断纯洁党的思想、纯洁党的组织、纯洁党的作风、纯洁党的肌体”,让党员、干部知敬畏、存戒惧、守底线,习惯在受监督和约束的环境下工作生活。所谓动态化调整,是指中国共产党根据公权力在现实生活中的运行特点、党和国家在一段时期内的中心工作以及人民群众反映强烈的问题等实际情况,综合运用标本兼治、高压反腐与防微杜渐相结合、政治巡视与专项巡视相呼应、巡视巡察与监督监察相联动、自我监督和群众监督相配合等方式,形成把权力关进制度的笼子的精敏发现与有效运行机制体系。所谓最高层救济力,是指以党中央为坚强领导集体的中国共产党,拥有一支具有高度职业性、高度革命性、高度组织性、高度自觉性、高度纪律性、高度纯洁性、高度责任性、高度权威性、高度团结性、高度稳定性的马克思主义政治家集团这一领导力量,在复杂的国际国内斗争中,始终坚持集体领导与分工负责制和民主集中制,不仅具备驾驭各种复杂局势、做出重大前瞻战略、引领改革治理发展、保持大局稳定的高超能力,而且始终能够审时度势,不断强化自我学习、自我对标、自我净化、自我革命的能力,充分运用“自上而下的组织监督和政治巡视”这种基于中国共产党长期执政实践而生的战略性制度形式和自我更新动力机制,发挥党中央对全党全国全社会中心工作的领导作用,发挥党中央这个“中枢”对可能出现的问题、已经发生的问题进行预判指导、纠正救济、处置完善等作用,形成全体人民高度信任和拥护中国共产党、中国共产党高度信任和依赖全体人民,集硬实力、软实力与信心力于一体的人心政治新形态。
四、監督式民主: 偏向や誤りを是正する方式で、「全過程の民主」の機敏な発見メカニズムを創設する
現代の民主制度が広く推奨される最も主な理由は公的権力を効果的に制約し、監督することを通じて、公的権力自体の腐敗や人の自由への危害を最大限に防止し、また、公的権力の積極的かつ効果的な行使を通じて、国と社会の繁栄と発展を最大限に促進することができ、その内部の運行メカニズムは現代の民主制度には一つの体系的な偏向や誤りを是正するメカニズムが内包されたからである。
西洋式の民主主義の枠組みの下で、いわゆる公的権力の是正メカニズムは主に議会制度、三権分立制度、司法の独立制度、政権交代制度、公開選挙制度、および主要官僚の財産申告と開示制度、マスコミの監視制度などの核心的な制度の設計から具現化され、4年または5年ごとに行われる全国選挙を、議会と政府(大統領)の交代を監督する民意の「吹き流し」とする。
この公的権力の是正メカニズムはいかにもシステム的で厳密に見えるが、それが「闇の政府(ディープステート)」または「影の政府(シャドーガバメント)」の監督の役割を果たすことができるかどうかは疑問である。その根本的な理由は、長期的に隠蔽された金銭的支援や献金、教育・育成、遊説・交換などの方式や方法を通じて、各ランクの公的権力者になることができたエリートグループのほとんどはすでにさまざまな資本および利益グループ(コンソーシアム)に連れ去られ、操られているからだ。彼らは競争型政党のイデオロギー化政策システムを通じて、特定の集団の選挙に対する基本的な支持を得てから、さらに進んで、想像の中の公的権力の偏向や誤りを是正するメカニズムではなく、利益の分配と対抗の均衡メカニズムを構築する。その結果、公共の利益と国の利益に関わる全体的、長期的かつ持続的な国家戦略はおのずと過ちを犯しており、政権を獲得した全ての政党や政府は断片化された政策の範囲内で回転しているだけである。いわゆる公的権力の是正メカニズムは、4年か5年の選挙サイクルを耐え忍んでからようやく始動させることができる。しかも、始動後もただ局部の範囲内での改善を行うだけで、民衆の意思、人民及び公共の利益の位置と役割は一切見えておらず、人民の利益を確かなよりどころとする使命感と責任感のある政党や執政グループは更に見えていない。
マルクス主義の使命志向の政党としての中国共産党は、一つ目に独自の利益を持たず、ただ人類の最終的な解放を実現する長期的な目標を中国の独立自主、繁栄富強の社会主義現代化を建設するという目標を実現する全過程に貫いただけであり、即ち、政党の発展目標と国家と社会の発展目標を有機的に統合したのである。二つ目に、中国労働者階級の前衛隊、中国人民と中華民族の前衛隊として、マルクス主義政党の先進的で純粋な性質を維持し、先進的な組織の指導と先進的な党員の引率を通じて、国と社会の発展のために「屋台骨」を背負うことである。三つ目は公的権力を制限・監督するという人類社会の内在的な要求に従い、自己反省、比較参照と累積的な創造を通じて、中国共産党の長期的な執政に適応する監督式民主の運営形態を徐々に構築していった。その基本的内容には制度化の配置、内省的な昇進、動的な調整と最高レベルの救済という四つの側面を含む。
いわゆる制度化の配置とは、中国共産党が党の統一的な指導を行い、全面的にカバーし、権威があり、効率的で、党の規律と国の法律の統一を具現化した党と国家の監督システムを構築することにより、公的権力の運営に対する制約と監督を強化し、中国式民主の枠組みの下での公的権力に対する是正メカニズムを形成することを指す。いわゆる内省的な昇進とは、中国共産党が思想道徳と党の規律や国の法律教育を通じて、規律の建設を全面的に強化し、厳格な規律で全党の管理、党内統治を行い、自己革命の精神を用いて、党全体に「理想と信念を堅持し、党精神の教養を強化し、厳格に党の管理と党内統治を行い、党内政治生活を厳粛化し、日常的な教育と集中的な教育を結合させることを堅持し、果敢に批判と自己批判を行い、党内監督を強化し、人民からの監督を受け入れ、党の思想、党の組織、党の作風、党の組織を絶えず浄化する」ことを求め、党員、幹部が畏敬の念を持ち、警戒し、ベースラインを守り、監督と制約のある環境で働き、生活することに慣れることを指す。いわゆる動的な調整とは、中国共産党が現実生活における公的権力の運営特徴、一定期間における党と国の主要な業務及び人民群衆が特に不満を抱いている問題などの実際状況に基づいて、個別対策と抜本的対策を兼ね備えること、高圧的に腐敗撲滅に取り組むことと、災いは二葉のうちに摘み取ることの相互結合、政治的巡視と特別巡視の相互呼応、巡視・巡察と監督・監査の相互連動、自己監督と大衆監督の相互協力などの方式を総合的に運用し、権力を制度のオリに閉じ込めるという鋭い発見と効果的な運行メカニズム体系を形成することを指す。いわゆる最高レベルの救済とは、党中央委員会を強力な指導グループとする中国共産党が高度な専門性、高度な革命性、高度な組織性、高度な自覚性、高度な規律性、高度な純粋性、高度な責任性、高度な権威性、高度な団結性、高度な安定性を有するマルクス主義政治家のグループという指導的な力を有しており、複雑な国際および国内闘争において、集団による指導、分業して責任を取る制度、及び民主集中制を始終堅持し、各種の複雑な情勢を制し、重大な前向きの戦略を立て、改革を引率して発展を管理し、大局の安定を維持する優れた能力を有するだけでなく、しかも常に時局を理解し状況を判断し、自己学習、自己のベンチマーク、自己浄化、自己革命の能力を絶えず強化することができ、中国共産党の長期的な執政の実践に基づいた「トップダウンの組織監督と政治的巡視」という戦略的制度形態と自己更新の動力メカニズムを十分に利用して、全党、全国、全社会の主要活動における党中央委員会の指導的役割を十分に発揮し、発生する可能性のある問題や、すでに発生した問題に対して予測して指導し、是正して救済し、処理して完備させることにおける党中央委員会の「中枢」の役割を十分に発揮し、全国人民が中国共産党を強く信頼・支持し、中国共産党は全国人民を強く信頼・依頼し、ハードパワー、ソフトパワーと信じる力を一体にした人心に向けた政治の新たな形態を形成することを指す。
结语:用全过程民主来保障和提升人民民主的性质与质量
中国式民主的本质,就是中国共产党领导的人民民主发展形态,其基本内涵可以用“一二三四五”来加以提炼:一是指中国共产党全面领导制度;二是指国家层面人民代表大会制度和中国共产党领导的多党合作和政治协商制度两大制度形态;三是指以村民自治与居民自治为核心的城乡社区基层群众自治制度,以职工代表大会为基本形式的企事业民主管理制度,以重大法律、重大规划、重大决策、重大项目为主的征求听证、议事评议、等会议制度三大基层直接民主形态;四是指公民所拥有的知情权、参与权、表达权、监督权四大权利;五是指民主选举、民主协商、民主决策、民主管理、民主监督五大民主运作形式。
人民民主发展形态的基本内涵,既包括人民民主的制度框架,又包括人民民主的运行机制,其核心是中国共产党的领导。为充分展现中国式民主的运行质量和发展性质,在人民民主“一二三四五”制度框架与运行机制的基础上,还需要紧扣着公权力的监督制约与有效行使这根主线,进一步通过创建“全过程民主”的运作形态与实现机制,首先是深化对人民民主的制度框架与运行机制的认识,形成多层次宽领域全过程的发展样态与实践模式;其次是丰富人民民主的实现方式,体现人民民主的参与感获得感,全面提升人民民主的运行质量;最后是创造出比西式民主更为多样更为有效更为灵敏的人民民主新型发展之路,确保人民民主的性质始终是建立在中国共产党的领导和引领之上,始终是建立在人民本位观的基础和价值之上,始终是建立在实现人类伟大解放的目标和任务之上。
まとめ:全過程の民主で人民民主の性質と品質を保障し、向上させる
中国式民主の本質は、中国共産党の指導の下での人民民主の発展形態であり、その基本的内容は「一二三四五」でより良いものにすることができる。一、中国共産党の全面的な指導制度を指す。二、国家レベルの人民代表大会制度と中国共産党の指導する多党協力と政治協商制度の二つの主要な制度形態を指す。三、村民自治と住民自治を核心とする都市と農村のコミュニティ末端群衆自治制度、社員代表大会を基本形式とする企業・機構民主管理制度、重大な法律、重大な計画、重大な意思決定、重大なプロジェクトをめぐる意見聴取会、議事評議会などの会議制度という三つの主要な末端直接民主形態を指す。四、公民が有する知る権利、参与する権利、表現する権利、監督する権利の公民の四つの主要な権利を指す。五、民主的な選挙、民主的な協議、民主的な意思決定、民主的な管理、民主的な監督の五つの主要な民主運営の形態を指す。
人民民主の発展形態の基本内容は、人民民主の制度的な枠組みだけでなく、人民民主の運営メカニズムも含まれており、その中核は中国共産党の指導である。中国式民主の運営の質と発展の性質を十分に示すためには、人民民主の「一二三四五」制度の枠組みと運行メカニズムを基礎とする以外に、また公的権力の監督制約と効果的な行使という主線に注意を向け、さらに「全過程の民主」の運営形態と実現メカニズムを創設することを通じて、次のことを行わなければならない。まず、人民民主の制度的枠組みと運用メカニズムに対する認識を深め、多層的で幅広い分野における全過程の発展パターンと実践モードを形成すること、次に、人民民主の実現の方式を充実させ、人民民主の参加意識や満足感を具現化し、人民民主の運営の質を全面的に向上させること、最後は、西洋式の民主主義よりも多様で、効果的で、鋭敏な人民民主の新たな発展の道を作り出し、人民民主の性質が常に中国共産党の指導と引率に基づき、人民本位の観点の基礎と価値に基づき、人類の偉大な解放を実現する目標と任務に基づいて構築されることを保証することである。